2021.7.2

SEO対策のキーワード選定方法とは?3つのやり方とポイントについて

「SEO対策のキーワード選定はどうやってやるんだろう。」
「自社に合ったキーワードの選定方法がわからない。」

検索エンジンでユーザーが検索するキーワードは無数に存在します。
その中から適切なキーワードを選定するためには、ユーザーが検索する意図を理解し、どのようなキーワードが自社にマッチするかの見極めが大切です。今回は、SEO対策のためのキーワード選定方法とポイントを、初心者の方にも簡単に解説します。

SEO対策のキーワード選定とは?

SEO対策のためのキーワード選定とは、検索エンジンでの検索結果で上位表示させたいキーワードを選ぶことを指します。検索エンジン上のユーザーが求めているコンテンツを提供するために、そのコンテンツの内容とマッチしたキーワードを選んでいきます。

また、ユーザーのニーズに応えるだけではなく、「そのキーワードを選定している競合はどれくらいいるのか(競合性)」や「そのキーワードに関連しているキーワードはどれくらいあるのか(関連性)」も重要です。

これらの需要、競合性、関連性を加味した上でキーワードを選定することで、Googleなどの検索エンジンに評価されやすいコンテンツとなります。評価されれば検索結果で上位表示を狙え、サイトへの流入数を獲得することができるでしょう。

とはいえ、自力でこれらの条件にあてはまるキーワードをいくつも探し出すのは困難です。そのため、さまざまなツールを駆使しながら、コンテンツの更新が滞らないように継続的にキーワードを選定していきましょう。

キーワード選定のやり方について

需要のあるキーワードを選定する

需要がないキーワードをどれだけ検索しても、サイトへの流入を増やしたいという目的を達成することはできません。そのためまずは、ユーザーのニーズとマッチするよく検索されるキーワードの選定をしていきましょう。

とはいえ、需要がありすぎるキーワードは競合性も高くなります。いわゆる「ビッグキーワード」と言われるキーワードを選定しても、サイトによっては効果が見られないことがほとんどです。一方、需要はあるけど多くはない
「スモールキーワード」や「ミドルキーワード」を選定すれば、比較的低めの競合性になるはずです。

 

1. Ubersuggest(ウーバーサジェスト)

 

Ubersuggestの検索窓に自社の商品やサービスの顧客ニーズとして考えられるキーワードを入力してみましょう。例えば、古本の不用品買取をしている企業様であれば、「本の買取」や「不用品処分」、「本を売りたい」などが考えられます。また、住宅会社様であれば、「新築か中古か」「新築の予算」「マイホームほしい」などがニーズとして考えられるでしょう。

1つのキーワードをUbersuggestで検索すると、入力したキーワードの「検索ボリューム」が数字で表示されます。この「検索ボリューム」が、1ヶ月に何回キーワードが検索されているのかの目安になるので、数が大きければ大きいほど需要があるということになります。

ビッグキーワードは、検索ボリュームが「1万件以上」のものを指します。
一方、検索ボリュームが「1~10」「10~100」「100~1000」「1000~1万」のものをスモールキーワードやミドルキーワードと呼びます。

サイトがまだ新しい場合やSEO対策をはじめたばかりという場合は、スモール・ミドルキーワードを優先的に対策していくようにしましょう。

 

2. キーワードプランナー

 

キーワードプランナーはGoogleが提供しているツールのひとつです。
Google広告にログイン後、キーワードプランナーの「新しいキーワードを見つける」に行きます。「キーワードから開始」にて検索窓にキーワードを入力することで、そのキーワードの月間平均検索ボリュームが確認できます。

競合性の低いキーワードを選定する

先述したように、いくらユーザーの需要があっても競合性が高いキーワードであれば、検索結果で上位表示させるのは難しいです。そこで、キーワードに対して競合性が高いか低いかを教えてくれるツールを使って、競合性が比較的低いキーワードを選定していきます。

 

1. Ubersuggest(ウーバーサジェスト)

 

Ubersuggestは、キーワードに対して検索ボリュームだけではく競合性の高さも同時に表示してくれます。「SEO難易度」という形で0~100の101段階で評価します。この数値が低いほど競合性が低いということです。

また、「SEO難易度」をクリックすると競合上位10サイトのDS(ドメインスコア)とその平均値が表示されます。DSの平均値が低いほど競合性が低いと判断できるので、SEO難易度とDS平均値の2つを参考にしてください。

 

2. SEOキーワード難易度チェックツール

 

このツールは、キーワードの競合性を確認するためのシンプルなものです。検索窓にキーワードを入力して、「難易度をチェックする」をクリックすることで競合性を確認できます。「SEO難易度」の数値が低いほど競合性が低いということです。

他にも、先ほど紹介したキーワードプランナーでも難易度は表示されます。

関連性のあるキーワードを選定する

1つのキーワードに対して関連性のあるキーワードがどれだけあるかは、SEO対策で重要な要素です。関連キーワードが多いと、関連コンテンツをいくつも作成して継続的に増やしていくことができます。関連コンテンツがサイトに増えればサイトの専門性が高まり、専門性が高まればGoogleなどからの評価が高まります。

ただ関連性のあるキーワードを選定しても意味がないので、需要があり、競合性が低いキーワードであることも同時に考慮して選定していきましょう。

 

1. Googleのサジェスト機能/関連する検索キーワード

 

Googleの検索エンジンの検索窓でキーワードを入力すると、サジェスト機能が働き、入力したキーワードを含む関連語句が表示されます。それらが関連キーワードです。

また、検索窓に入力したキーワードで実際に検索をかけると、検索結果下部に「関連する検索キーワード」が複数表示されます。これらは、検索したキーワードを含む関連語句や近しい関連キーワードになります。

 

2. ラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール)

 

関連キーワード取得ツールでは、1つのキーワードの関連キーワードを大量に一覧で表示してくれるツールです。検索窓にキーワードを入力して、「取得開始」をクリックします。入力したキーワードを含む関連語句が一覧で表示されるので、その中から検索ボリュームが一定存在し、競合性が比較的低いキーワードを選定していきましょう。

ほかにも、キーワードプランナーやUbersuggest、キーワードファインダーなどのツールを使ってみ関連性のあるキーワードはチェックできます。

キーワード選定の3つのポイント

ポイント1. ユーザーの検索意図を大切にしよう!

自社がコンテンツを届けたいユーザーは、どのようなキーワードを検索するのでしょうか。これを把握するためには、ユーザーが何を知りたいのか、何に困っているのか、何に疑問を持っているのかなどを推測する必要があります。

例えば、化粧水を提供している企業様の場合を考えてみましょう。
化粧水のニーズがあるユーザーは、どのようなキーワードを検索するのでしょうか。
同じ化粧水に関するニーズであっても、「化粧水 ランキング」「化粧水 ニキビ」「化粧水 使い方」ではどれもユーザーが知りたいこと、困っていること、疑問を持っていることは異なりますよね。「化粧水 ランキング」であれば、人気のある化粧水を探して購入したいというニーズでしょう。一方「化粧水 使い方」であれば、正しい使い方がわからないので情報収集したいというニーズでしょう。

このように、ユーザーの検索意図はさまざまです。

ユーザーの検索意図を推測するためには、この前段階のターゲット・ペルソナ設定がとても重要になります。ペルソナはどんなニーズを持っているのかを最初に設定しておくことで、ユーザーの検索意図はイメージしやすくなるでしょう。

ポイント2. ツールを使ってキーワードを大量に選定しよう!

前章では、ツールを使ってキーワードを選定するやり方をご紹介しました。
その方法を使って、キーワードをできるだけ大量にピックアップしておきましょう。Ubersuggestなど、ツールによってはキーワードを一覧でcsvダウンロードできるものもあります。それらのエクセルなどで一覧で一括管理して、必要な時に簡単にキーワードを選び出せるように整えましょう。

ロングテールキーワードばかりを選定するのではなく、スモールキーワード、ミドルキーワードも含めてキーワード一覧を作成するのがおすすめです。

ポイント3. キーワードに優先順位をつけよう!

ユーザーの検索意図を把握した上でキーワード一覧を作成したら、それらのキーワードの中で優先順位をつけていきましょう。

優先順位は以下のようになります。
1.競合性が低い×ビッグキーワード
2.競合性が低い×スモールキーワード
3.競合性が高い×ビッグキーワード
4.競合性が高い×スモールキーワード

4.に関しては対策する必要性がありません。また、1~3の優先順位も目安であり、絶対に従う必要はありません。競合性が高くても、自社商品に大きく関連するキーワードであれば優先順位を高く設定した方が良いかもしれません。

キーワード一覧の中からある程度優先順位をつけたら、そのキーワードで検索する「ユーザーの意図」と「自社が伝えたいこと」が交わることをテーマとしてコンテンツを作成していきます。

キーワードとしては対策する優先順位が高くても、自社が伝えたいこととマッチしなければ対策する必要はないかもしれません。

まとめ

今回は、SEO対策のためのキーワードの選定方法とポイントをご紹介しました。さまざまなツールが無料で使えますので、それらを駆使して自社商品とユーザーの需要にマッチするキーワードを選定していきましょう。その際には、競合性と関連性も同時に考慮する必要があります。

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