2021.7.6

コンテンツSEOとは|得られる6つの効果と必要な施策を解説

コンテンツSEOとは、web上でコンテンツを作成して検索エンジンで上位表示させることで、自社サイトへの流入数を安定的に獲得するたのマーケティング手法です。広告とは違い、お金をかけずとも流入を獲得できる点が魅力です。また、広告とは違い、ストック型のコンテンツであることも魅力のひとつです。

リスティング広告でなかなか効果が出ない方は、ストック型のお金がかからないコンテンツSEOに施策を切り替えることで効果が出るかもしれません。

今回は、コンテンツSEOにはどのような効果が期待できるのかや、どれくらいの期間で効果が出るのかなどについて解説します。

コンテンツSEOとは

コンテンツSEOとは、一言でいうと「記事系のwebコンテンツを使ってSEOを行うこと」です。コンテンツSEOは、SEOにとコンテンツSEOに内包されています。

SEOは、Googleなどの検索エンジンの検索キーワードで、検索結果の上位にコンテンツを表示させるように対策することです。「コンテンツSEO」、「内部対策」、「外部対策」の3つの要素で成り立っています。

コンテンツマーケティングは、あらゆるwebコンテンツを使ってユーザーとのタッチポイントを増やす手法のことです。その中で記事系コンテンツを使う手法が、コンテンツSEOです。ほかにも例えば、写真コンテンツを使ったインスタグラムや、動画コンテンツを使ったYoutubeで、ユーザーと関わりをもつマーケティング手法もコンテンツマーケティングに含まれます。

コンテンツSEOの効果とは

コンテンツSEOの効果は、コンテンツSEOを行う目的やゴールによって異なります。ここでは、多くの企業がコンテンツSEOに期待する効果や指標について紹介します。

1. 検索順位の上位化

コンテンツSEO自体が、検索エンジンで特定のキーワードにおける検索順位を上位化するための手法なので、最も直接的に期待できる効果です。検索順位が上がれば、必然的にクリックされる確率が上がり、サイトへの訪問数が大きく増加します。

2. サイトへの検索流入数の増加

検索流入数とは、検索結果からサイトに訪問した数です。

先述したように、検索順位が上位化されると、自然検索からのサイトへの訪問数が増加します。サイト全体の検索流入数を指標として設定する場合と、ブログ単体での検索流入数を指標として設定する場合があります。後者であれば、記事別に効果を比較したり分析したりしやすくなります。

3. PV数の増加

PV(ページビュー)数は、どれだけコンテンツが見られたかを表す指標です。コンテンツSEOを行うことで、自然検索からの流入が増えてPV数が上昇する効果が期待できます。

また、PV数を指標にすることで、検索結果からの検索流入以外のところからの流入も追いかけられます。例えば、SNSやメルマガからのコンテンツへの流入、サービスページを閲覧したユーザーがサイト回遊してコンテンツへ流入、などのパターンです。

そのため、PV数の増加はSEOによる効果というよりも、コンテンツによる効果の方が大きいと言えるでしょう。

4. コンバージョン数の増加

企業がコンテンツSEOを行う最終ゴールは、コンバージョン数の増加であることが多いです。

最終的にコンバージョン数を追いかける場合、「検索流入数やPV数が増えれば、コンバージョン数が増える」の論理が成り立っているサイトであれば、検索流入数やPV数を指標に設定しても良いでしょう。一方、「検索流入数やPV数は、コンバージョン数と相関関係がない」サイトであれば、コンバージョン数自体を指標として設定した方が良いです。

いずれの相関関係であっても、コンテンツSEOでコンバージョンに近い顕在顧客に向けてコンテンツを作成することで、コンバージョン数の増加が期待できるでしょう。

5. ファンになってもらえる

作成したコンテンツは、新規ユーザーだけでなくリピート訪問者や既存顧客の目にも触れるものです。

リピート訪問者であれば、以前は商品に興味を持たなかったけど、継続してコンテンツに触れることで次第に興味を持って購入してくれるという可能性があります。また、リピートするほどコンテンツに関心があるということは、SNSや口コミなどで友達にコンテンツを宣伝してくれることもあるでしょう。

既存顧客も、1度は商品を購入したとしても、次も同じ商品を購入してくれるかはわかりません。同業他社の商品に目移りする機会は山ほどあるので、どれだけ継続的に自社商品を使い続けてもらうかが大切になります。そこで、既存顧客にとっても興味深くおもしろいと思ってもらえるコンテンツを発信することで、自社のファンでい続けてもらうことができるでしょう。

このように、新規ユーザー、リピート訪問者、既存顧客に自社や自社商品のファンでい続けてもらうために、コンテンツSEOは効果的なのです。指標としては、コンバージョン率やリピート訪問者数などが考えられます。

6. ブランドイメージを高める

上記5つは、定量的に測定可能な効果・指標でした。
最後にご紹介するのは、コンテンツSEOで期待できる定性的な効果です。

コンテンツSEOでは、ユーザーの課題や悩みを解決する内容や、特定のテーマや商品に対する理解が深まる内容をコンテンツとして作成します。「このサイトはいつも課題を解決してくれる」「いつも役立つ情報を提供してくれる」とユーザーに感じてもらえるようになると、サイトや企業へのイメージアップにつながるのです。

ただし、定性的な効果ではあるので、他の定量的な効果と合わせて指標に設定すると良いでしょう。

効果を高めるために必要な考え

コンテンツSEOに期待できる6つの効果をご紹介しました。
いずれの効果を求めるにしても、コンテンツSEOで効果を高めるためには必要な考え方があります。

それは、「Googleにもユーザーにも認められるコンテンツを作成する」ということです。

Googleに認められるコンテンツとは、Googleのアルゴリズムに適用したコンテンツということです。Googleのアルゴリズムに合わせて評価されるようにコンテンツを作ることで、検索順位は上位化しやすくなります。しかし、Googleのアルゴリズムは定期的にアップデートされるので、そのタイミングでコンテンツの順位に変動が生じてしまうというリスクがあります。

そこで大切なのが、ユーザーにも認められるコンテンツという視点です。

Googleはアルゴリズムは定期的にアップデートしますが、その目的は「ユーザーファースト」な検索エンジンにより近づくことです。ユーザーファーストとは、ユーザーを第一に考えたユーザーの疑問や悩みを解決することです。ユーザーのことを考えたコンテンツを作成することで、アップデートに左右されない安定した評価を獲得できるでしょう。

効果を高めるために必要な施策

コンテンツSEOの効果が出るまでには、3ヶ月~6ヶ月ほどかかると言われています。

ただし、サイトドメインの強さによっても大きく変わってきます。また、効果をできるだけ早く得るには「Googleにもユーザーにも認められるコンテンツ」を継続的に運用し続けなくてはなりません。さらに、競合が多いキーワードばかりを対策していても結果には繋がりにくいです。

コンテンツSEOの効果をできるだけ早く高めるには、「ドメイン力」「コンテンツの質」「継続性」「競合性」を考慮に入れる必要があるのです。

では、コンテンツSEOの効果をできるだけ早く感じるためには、具体的にどのような施策を打てば良いのでしょうか?

サイト構造のリニューアル

コンテンツの質が優れていてもなかなか結果に結びつかないことがあります。それは、サイト構造やカテゴリー構造がGoogleに評価されていないからかもしれません。

複雑なサイト構造や、カテゴリー分けされていない構造は、再設計してリニューアルすることで既存のコンテンツの評価が高まることでしょう。ただし、リニューアルすることでGoogleがクローリングするまでに時間がかかるので、結果に反映されるには一定の時間が必要です。

内部リンクの追加

内部リンクがゼロのサイトであれば、関連性のあるページ間で内部リンクを追加してみてください。関連性のあるページを集約したページを作ったり、関連するページから内部リンクで飛ばしたりすることで、ユーザーにとっても求めている情報を見つけやすくなり、Googleにも評価されやすくなります。

タイトルを改善する

どれだけコンテンツの質が高くても、タイトルが検索キーワードとずれているとGoogleに評価されにくくなります。検索キーワード、タイトル、コンテンツ内容はすべて一貫性を持たせて、Googleが「何についてのコンテンツか」を判断しやすいように改善しましょう。

タイトルの中にはキーワードを入れ込むとSEO効果が高まります。
また、タイトルの文字数は30文字前後が最適とされています。

Googleがクローリングすることで、検索順位やクリック率の上昇が期待できます。

まとめ

今回は、コンテンツSEOに期待できる効果についてご紹介しました。
定量的な5つの効果と、定性的な1つの効果が期待できるコンテンツSEOですが、あらゆる要素を加味してコンテンツやサイトを作成しなければなかなか効果に繋がりません。また、継続的にコンテンツを運用していくことも大切です。手間と時間がかかるコンテンツSEOですが、一度効果が出始めると安定的に資産になる魅力があるので、ぜひ自社でも取り入れてみてくださいね。

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