2021.6.1

Googleを知り、「天罰」を避け、SEOを成功させよう。

SEOは検索エンジンで上位表示するための施策のことで、「どの記事・サイトを上位表示するか」を決めているのは、Googleです。検索エンジンの世界に限れば、「何がよくて何が悪いか」を決めているのはGoogleであり、この世界ではGoogleがルールです。

そのため、正しいSEOをする場合は、「Googleが何を目指しているのか」を知っておく必要があります。現実世界で例えると、「法律を知っておく」ようなことになります。現実世界で法律を知らずに生きようと思えば、ロクなことになりません。知らない間に罰金を払ったり、逮捕されてしまうことになるでしょう。検索エンジンの世界でも同じで、Googleが制定する「法律」を知っておかないと、Googleから天罰が下り、サイトが評価されなくなってしまいます。

Googleは一体、何を目指しているのでしょうか。そしてGoogleは検索エンジンの世界に、どんなルールを設定しているのでしょうか。この記事では、知っておくべきGoogleの目指す未来と、Googleが作ったルールについて解説します。

Googleのビジョンから逆算

まずは、Googleの掲げるビジョンを見てみましょう。

世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすること。

これがサイトのトップに掲げられている、Googleのビジョンです。私たちは情報を知りたいとき、「ググる」ことですぐに世界中の情報にアクセスできるようになりました。Googleはすでに、ビジョンをほとんど形にしていると言っていいでしょう。しかし、まだGoogleが完璧にビジョンを達成できていない部分があります。それは、

「整理」

という部分です。Googleはすでに世界中の情報にアクセスできるようにしましたが、「整理」という部分はまだ道半ばなのです。そのため、何度もアップデートを繰り返して、情報を表示する順番を変えています。

そのため、Googleがやろうとしていることを考える場合、「Googleはどう情報を整理しようとしているのか」ということを考える必要があります。Googleは情報の「整理」について、どう考えているのでしょうか。

このことについて考えるには、Googleのビジョンを英語で確認しなくてはなりません。実は上記の日本語訳はイマイチで、「誤訳」と呼んでいいレベルです。英語版を確認すると、どう整理しようとしているのかがわかります。英語版では、

Our mission is to organize the world’s information and make it universally accessible and useful.

となっています。”organize”を「整理」、”useful”を「使えるように」と訳していますが、英語のニュアンスを考えると”organaize”は「整理整頓」、”useful”は「役立てられる」の方がよいと思います。

整理だけだと「見た目を綺麗に整える」という意味ですが、整理整頓はそれだけでなく「使いやすく整える」という意味が加わります。例えば書類を整理するときに、見た目が綺麗に揃っているだけなら「整理」ですが、「この書類は営業に関係するもの、この書類は経理に関係するもの」と分けると、後で書類を探すのが楽になります。これが「整頓」です。”useful”を使っていることを考えても、Googleのやりたいことは「ユーザーが役に立つ情報にすぐアクセスできるように整理整頓する」ことだとわかります。

つまりGoogleは、ユーザーが求めている情報にすぐアクセスできるように「整理整頓」して、ユーザーが情報を役立てられることを目指しているということがわかります。これ自体は、何回アップデートがあっても変わりません。未来永劫、Googleが目指し続ける未来です。

Googleのビジョンから外れなければ、どれだけアップデートがあろうとも何の問題もありません。

Googleの決めたルール

Googleは上記のビジョンを達成するために、「ルール」を決めています。ビジョンはどうしても曖昧になってしまうので、みんなに守ってもらうには具体的なルールを決めておく必要があるのです。そのルールを見ていきます。

Googleのルールは、「検索品質評価ガイドライン」と呼ばれています。これはGoogleが発表しているガイドラインで、「どんな情報を評価するか」について記載しています。

検索品質評価ガイドラインは150ページ越えのとんでもない長文でしかもぜんぶ英語ですが、要点をまとめるとたった2つに絞ることができます。

  1. ユーザーの検索意図に合ったコンテンツを用意せよ(Needs Met)
  2. ユーザーにとって有益な情報を提供せよ(Page Quality)

しっかり読みこむと「どんなコンテンツが検索意図に合っているとみなされるのか?」「どんなコンテンツが有益な情報とみなされるのか?」といった細かいことまで言及されていますが、そこまで読み込まなくても大丈夫です。Googleが「検索意図と合っているか」「有益な情報か」の2つの基準で判断している、ということだけ押さえていれば十分でしょう。

この2つの基準は、ビジョンから逆算すれば当たり前のように出てきます。要するに、「ユーザーの意図の通りに情報を整理整頓し」「ちゃんと役に立つ情報を上位表示する」と言っているに過ぎないからです。ビジョンを具現化したものが、検索品質評価ガイドラインというルールなのです。

このルールの中身は、「アルゴリズムアップデート」という形で変更されます。これはよりよい形で情報を整理整頓するためのプログラムに近づけるために、Googleがいまだに試行錯誤を繰り返しているということでもあります。

しかし、アルゴリズムは変わっても、Googleのビジョンは永劫変わることはありません。あくまでも、ビジョンを完全に実現するためにルールを改善しているにすぎないからです。つまり、Googleのビジョンを羅針盤にして施策を続けている限り、正しい施策であり続けるのです。

逆に、現在のルールを逆手に取り、ビジョンに合わない形で上位表示しようとすると「ブラックハットSEO」となり、いずれGoogleから「天罰」が下って検索順位を地に落とされてしまいます。目先の利益を取ってそんな危険なことはせず、あくまでもGoogleのビジョンに沿った形でSEO施策をしていくことが、結局のところ近道です。

妙な近道がないからこそ、正しいSEO対策を早く始めて、地道に繰り返すことが勝ち筋になります。近道がないということは、早くスタートし、長く続けるほど有利になるということです。SEOに近道はありません。Googleのビジョンに沿った正しいSEO施策を、しっかり続けていきましょう。

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