2021.7.5

SEOに効果的なブログの書き方について簡単解説!

Webマーケティング担当者であれば、web集客のためにSEO対策が大切であることはご存知でしょう。SEO対策のためには、定期的にいくつものコンテンツを更新し続ける必要があります。そのコンテンツのひとつとしてブログを作成するのが効果的なのですが、ブログを書いたことがない方にとっては「どうやって書いたらいいの?」と疑問をお持ちのことと思います。

今回は、毎月10万文字のSEOブログを執筆している筆者が、ブログの書き方について丁寧に解説いたします。

SEOに効果的なブログとは?

SEOに効果的なブログとは、検索エンジンで特定のキーワードで上位表示されやすいブログのことです。Googleでブログを上位表示させるためには、Googleが出しているガイドラインに則ったブログを作成する必要があります。このガイドラインは常にGoogleによりアップデートされていますが、根本的には『ユーザーファーストの質の高いコンテンツを作る』ようにということが記載されています。

では、「ユーザーファーストの質の高いブログ」とはどのようなものでしょうか?

結論からお伝えすると、「ユーザーファーストの質の高いブログ」とは、「ユーザーの検索意図を満たし、わかりやすいブログ」です。検索意図とは、ユーザーが検索を通して解決したい悩みのことです。ユーザーの悩みを解決する内容のブログは、「ユーザーファースト」とGoogleに判断される確率が高くなります。また、どのようなユーザーにとってもわかりやすい・読みやすいブログは、「質が高い」とGoogleに判断されやすくなるでしょう。

Googleのアルゴリズムは、常にユーザーの検索意図を満たすため、ユーザーの悩みをいち早く解決するためにアップデートを繰り返しています。そのため、Googleのアルゴリズムに受け入れられるためにも「ユーザーの検索意図を満たし、わかりやすいブログ」づくりが大切なのです。

このように「ユーザーの検索意図を満たし、わかりやすいブログ」を作成することで、検索結果で上位表示されやすくなります。

ブログを書く前の準備

ここでは、実際にSEOに効果的なブログを作成する前の4つの準備についてご紹介します。

1. SEOブログを書く目的を明確にする

SEO対策としてのブログ作成は、一定記事数を継続的に行わなければならない大変な作業です。作業に時間がかかる上、効果が出るまでにも3ヶ月~6ヶ月ほどかかると言われています。

このように、長期的な視点で時間の投資をすることになるので、何の目的でブログ作成を行うのかを明確にしておかないと途中で方向性がブレてしまったり、更新が滞ってしまうことが多いです。

例えば、ペット用品を扱う会社であれば、「オンラインショップへの”流入数”を増やしたい」や「犬グッズの売り上げを伸ばしたい」、「新商品の認知度を高めたい」などが考えられます。

2. キーワードを選定する

次に、どのキーワードでブログを上位表示させたいのかを決めます。キーワードは、ブログを執筆する目的に合うものを選定しましょう。

例えばペット用品を扱う会社で、「犬クッズの売り上げを伸ばしたい」のであれば、「ペット」「猫」などを軸に、取り扱っている商品に関連するキーワードを探していきます。

キーワードを探すツールとしては、『ラッコキーワード』や『キーワードプランナー』、『Ubersuggest』がおすすめです。有料ツールであれば、『パスカル』も便利です。一覧で関連キーワードが表示されるので、その中で検索ボリューム一定数あり、かつ競合性が比較的低いキーワードを優先的に選びましょう。

詳しいSEO対策のキーワード選定のやり方は、別の記事にまとめていますので、

▼こちらを参照してください。
SEO対策のキーワード選定方法とは?3つのやり方と対策について

3. ペルソナの検索意図を考える

どのキーワードを狙ってブログを書くのかが決まったら、次にそのキーワードで検索する人の「検索意図」を考えます。

例えば、「犬 暑そう」と検索している人は、「夏が近づき、愛犬が暑そうにしているのだけど大丈夫かな?」と悩んでいる方でしょう。このキーワードで検索している人の検索意図は、愛犬に最適な室温について知りたいのかもしれませんし、愛犬の暑さ対策になるヒンヤリアイテムを探しているのかもしれません。もしくは、暑そうにしている愛犬が心配で、犬の熱中症の症状について知りたいのかもしれません。

このようにペルソナの検索意図を予測して、そのキーワードではどのような内容にブログにしたら最適なのかを考えます。

4. 競合調査を行う

最後に、そのキーワードに対して競合他社はどのような内容のブログを作成しているのか、競合調査を行いましょう。

競合調査のためには、実際にそのキーワードを検索エンジンで検索します。
そこで上位5~10サイトほどの中身を確認します。

・タイトル・見出しから取り扱っている内容をチェック
・ブログ全体の文字数をチェック
・写真や図などのビジュアルをチェック

上記3つの項目をチェックして、これから実際に書くブログにも反映させると良いでしょう。

SEOブログの書き方

ここまで準備ができたら、実際に選定したキーワードで「ユーザーファーストの質の高いブログ」を作成していきます。

書き方講座:目次・見出し編

ブログを書くために、まず目次を作ってブログの構成を考えていきます。目次は、検索意図にマッチする情報を以下のように「見出し」ごとにまとめていくことで作成します。

H1タイトル
冒頭文
—————————————————
H2見出し
H3見出し
H3見出し
H2見出し
H3見出し
H3見出し
H2見出し
H3見出し
H3見出し
—————————————————
まとめ

目次をつくって見出し設定することで、ユーザーが情報整理しやすくなるだけでなく、Googleも何についてのブログなのか理解しやすくなるので、2つの側面からSEO対策として効果的です。

目次を作ったら、各見出しを埋めていきます。H2では〇〇についての情報、H3では△△についての情報、のように、何を伝えたい見出しなのかを考え、見出しだけで何について書かれている段落なのかがわかるようにしましょう。

見出しに検索キーワードを入れることでSEO対策につながることもあります。しかし、無理やりキーワードを見出しに入れ込んで違和感のある文章になるくらいなら、キーワードを入れない方が無難です。

書き方講座:タイトル編

次にタイトル決めです。

検索エンジンでブログを上位表示するためには、「何についてのブログなのか」をGoogleに認識してもらう必要があります。そのためには、タイトルに検索キーワードを必ず含めるようにしましょう。また、検索結果で表示されるタイトルは、25文字前後になっています。そのため、タイトルの文字数は30文字前後に収まるように意識しましょう。

また、ただ検索結果で上位表示されても、ユーザーがクリックしてくれなければ意味がありません。クリックしてもらうためには、キャッチーで魅力的なタイトルにしなければなりません。

「初心者でも簡単」「たった5分で」「おすすめ3選」「~~なのはなぜ?」「専門家が解説」のように、権威性、簡単さ、数字、網羅性、疑問文の要素をタイトルに盛り込むことで、ユーザーを惹きつけることができます。

書き方講座:冒頭・まとめ編

冒頭部分の文章はリード文とも呼ばれ、読者を本文にリードする(導く)役割を担っています。読者がなぜこのブログを読み進める必要があるのかを一言で伝え、読者にブログをスクロールしてもらいます。

リード文では、ユーザーの疑問や悩みを代弁したり、このブログで疑問や悩みを解決できることを伝えたりします。また、ブログを読み終えることでどのような明るい未来が待っているのかの期待を膨らませるのもポイントです。

また、本文のあとに記載する「まとめ」には、ブログを読み終わった読者に行動を取ってもらう役割があります。CTA(Call to Action)とも言われ、次回アクションをとってもらうための最後の促しを行います。この次回アクションは、一番最初に決めたブログを書く目的に近づくようなアクションであることが望ましいです。

書き方講座:本文編

最後に本文の書き方です。

すでに見出しは細かく決まっているので、見出しに沿って内容を埋めていく作業です。ペルソナ像に合わせて文章のトーン&マナーは臨機応変に対応させてください。例えば、若い女性向けのブログであればやわらかいトーンで、堅実な男性サラリーマン向けのブログであればでフォーマルなトーンで統一すると良いでしょう。

また、Googleのアルゴリズムは、以下のE-A-Tを重視しています。

1.Expertise(専門性)
2.Authoritativeness(権威性)
3.Trustworthiness(信頼性)

ブログの専門性、ライターの権威性、情報を信頼性が高ければ高いほど、Googleに評価されやすくなるということです。E-A-Tを高めるために、ブログに使う情報はできるだけ専門性や信頼性が高いものにしましょう。また、ライターが誰なのかをブログの中で示すことで、権威性の評価につながることもあります。

さらに、本文ではユーザーが抱えている疑問や悩みに応えていかなくてはなりません。ユーザーはまず、結論を求めていますので、文頭にはこのブログで伝えたい結論から述べると良いでしょう。また、その結論に至る根拠もデータや具体例を用いながら述べます。どのような意見にも反駁意見は存在するので、複数の角度から反駁意見を事前に潰しておくのも効果的です。

1.結論
2.理由/根拠
3.反駁
4.反駁潰し
5.事実/具体例
6.結論

上記の順番にブログを執筆すると、読者が読みやすくかつ論理的一貫性があるブログになるでしょう。また、ユーザーにとってブログの内容がためになる情報であればあるほど、ユーザーファーストなコンテンツとして評価されるはずです。

本文は2000文字~3000文字ほどが最適とされています。

まとめ

今回は、SEO対策のためのブログの書き方についてご紹介しました。

ブログを書き始める前に、目的やペルソナなどを明確に把握しておく下準備が重要です。準備が整ったら、はじめて文章構成を練って実際に書き始めます。ご紹介したように、ブログ1記事を書くためだけでも、あらゆる項目を意識しなければなりません。継続的に多くのブログを作成するためには、ブログ作成を外注するという選択肢もあるので、ぜひ一度ご検討ください。

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